目次
TOEIC IPとは
TOEIC IPとは、5つあるTOEICのテスト(L&R/IP/Bridge/SW/Speakin)の中の一つの種類で、学校や企業などの団体が10人以上の受験者を募って、その学校や企業などの団体で行う団体毎に行うTOEICのテストのことを指します。
いわゆる”普通”のTOEIC(公開テストとも呼ばれます)と同じように履歴書などに記載することができます。
履歴書に記載できるという点、団体で実施ができるという点から、大学や企業のためのTOEICテストとも言われています。
例TOEIC IPの利用シーンの例えを上げると、高校や大学が、学生の英語への意欲を維持するために団体でTOEICを受けさせたい場合や、会社などが新人の英語力を調べたり社員の英語力アップを目的としてTOEICテストを利用したい時に申し込まれるものです。
5つあるTOEICテストについて、他のテストについて知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください↓
TOEIC IPと普通のTOEIC(公開テスト)の違いはなに?
TOEIC IPと公開テスト(”普通”のTOEIC)の一番大きな違いは、主催者が異なるという点が挙げられます。
TOEIC IPテストは大学や企業が主催者となって、団体受験させるものですが、公開テストは個人で申し込み、決められた場所でTOEICを受験します。
主催者が異なるという違い以外に、TOEIC IPと公開テスト(”普通”のTOEIC)の違いを挙げると
テスト結果が出る速さが違う
TOEIC IPテストは結果が早くて5日後には判明します。公開テストだと約3週間後ほどで認定証が送られるのは約4週間後となります。
TOEICを受ける回数が違う
また公開テストは年に10回まで受けることが可能ですが、TOEIC IPテストは主催者次第なので受けるチャンスが多くなると言えます。
TOEICの受験料金が違う
TOEICの受験料金にも差があり、団体受験のIPテストの方が公開テストより低く料金が設定されており、以下のような違いがあります。
TOEIC IPテスト:4,155円(税込)
TOEIC公開テスト:5,725円(税込)
日時や時間を自分で決めることができる
TOEIC IPテストは、所属している団体、例えば高校や大学や企業などが主催なので、主催者次第ではテストを受ける回数が公開テストより多くなり、受ける回数や日時などのスケジュールが立てやすくなります。
TOEICテストは、英語力以外にTOEIC試験そのものに対する慣れによって点数が大きく左右されるといわれるので、TOEICテストをより多く回数を受けた方が点数は上がりやすくなると言えます。
そのため、所属している学校や職場等の団体で実施されるTOEIC IPのスケジュールを把握して、自分で計画を立てて受けると良いでしょう。
TOEIC公開テストと対策は同じ
これまで述べたように、TOEIC IPテストの利点は公開テストと比べて多くありますが、だからといって点数が多く出るというわけではないので、TOEIC対策は通常のTOEIC公開テストと同じようにやらなければなければなりません。
ただ、いつも通いなれている学校や会社などで受ける分、緊張が少なくて済むので、テスト中に変に焦ってしまい頭が真っ白になるといったことが避けられる可能性が高くなり、TOEICのテストだけに集中することができるので、通常の公開テストよりも点数としては有利に働くこともあると思います。
せっかく、自分の馴染みの場所で落ち着いてTOEICが受けられるという利点を生かしながら、余裕をもった時間配分のTOEIC対策をするとよいでしょう。
新形式のTOEIC公開テスト対策をしよう
2016年5月に新形式となったTOEICは、非常に簡単に言うと旧形式と比べて難しくなりました。
もちろん、新形式の問題集を購入して訓練を行うのが一番ですが、だからといって、パートの構成については変更はないので、既存の問題集が役に立たないというわけではありません。
極論を言えば、古いTOEIC問題集であっても、しっかり英語を勉強してきたなら高得点を獲得することはできます。
コメントを残す